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県リーグで2億円の運営費で始める、いわきFCの発想はおもしいちゃ

ちょっと前の話やけど、いわきFCに触れるちゃね







10日は家におったがで、ネットやっとったらよぉ、福島県2部リーグの開幕戦がやっとったがいちゃ。いわき市からJリーグを目指す「いわきFC」の開幕戦がよぉ、ライブ配信されとったがいちゃ。



か!開幕からいきなり飛ばしたことやっとらっしゃるぜぇ。福島県2部ちゃ、J1から数えたらよぉ、8部に値するリーグながに、そこでライブ配信しとってよぉ、これまた映像が綺麗で、テロップもリプレイもがっつりやって、カメラも何台もついとるがで、アンダーアーマーさんのやることちゃ、本当にとんでもないと感じたじゃ。会場のいわきグリーンフィールドちゃ、実況席も完備されとって、TV中継も問題なくこなせるようなとこらしいがやけど、えらい派手な感じやったじゃ。KSL.TVみたいがに、ワンカメラで頑張っとるのとレベルが違ってしまってのう…(KSLさんごめんやちゃ)





8部に値するリーグやけど、完全にJリーグやちゃね。設営の部分からしてホームの雰囲気作っとるし、グッズも発売して、イベントもやっとるしのう。



かー!なんよ!加藤ミリヤさんやにか!?開幕戦からいきなしアーティスト連れて来て、国歌斉唱やるとか、どこの県リーグのチームながよ!これは観に来たお客さんはビックリしたやろうのう。対戦チームの選手のお気持ちも気になるとこやけどのう。



…で後で調べたらよぉ、加藤ミリヤさんちゃ、アンダーアーマーと契約しとられるがやね。2012年にロンドン五輪のテーマソング手がけた時によぉ、スポーツの魅力とかカラダつくりの大切さを実感して、自らもトレーニングされとるらしいがやと。そのアンダーアーマーの国内の販売を手掛ける株式会社ドームが関わっとる、いわきFCちゃ、フィジカル革命として「日本のフィジカルスタンダードを変える~魂の息吹くフットボール~」を謳っとるだけによぉ、確かにマッチしとるちゃね。東京のアンダーアーマーの店舗にミニライブやっとるけど、いわきFCもその営業の一環と言えるちゃね。

去年のFC今治もえらい派手やったけど、いわきFCはそれ以上に派手に見えてくるちゃね。第一「スタジアムビジネスで、いわきを東北一の都市にする」とか、日本にはない発想を大胆に言っとられるし、しかも監督がアヤックスの育成にも関わっとった、元サンフレッチェ広島のピーター・ハウストラやから、本当に際立つちゃね。それも安易にJリーグを最短で目指そうとか、漠然としたようなもんやなくて、ちゃんとどういうビジョンがあるか、はっきりさせとるとこに、ワクワクさせるとこがあるんやないかと思うちゃね。それにアンダーアーマーやからのう。おっかないちゃ。



試合は他の作業もしながら見とったがやけど、いわきFCの選手がよぉ、ピチピチのユニフォームも相まってか、身体つきが相手と全然違うのが、まず第一に感じたじゃ。そんだけでよぉ、相手の選手とのプレーのスピードと強度も圧倒的やったじゃ。グロリーズ福島さんは、そんでも何とか頑張っとったがやけど、選手が反応しとっても、身体が間に合っとらんのが本当に明確やったじゃ。

オラは試合内容以上に、県リーグらしからぬスタジアムDJとサポーターの歌が気になったけどのう。県リーグの試合ながに、液晶ヴィジョンを持ち込んできとるしよぉ、ところどころで荒れとるけど、福島ユナイテッドFCのホームのとうほう・みんなのスタジアムの芝よりも良いとこでやっとるし、観客も結構入った状態で試合しとるし、声出し応援の方もおられたからのう。この試合に向けてよぉ、スタッフがチラシ配りをやっとったり、プロモーション活動は結構やっとらっしゃったらしいがやけど、なんだか2688人も来とったみたいやちゃね。これは下手なJ2リーグのチームよりも集めとることになるちゃね。加藤ミリヤ効果かもしれんねど。



いわきFCのネット配信を見とって思ったことやけど、ユニフォームがピチピチで、肉体がハッキリ分かるもんにしとるちゃね。そんでもって、相手選手との比較も明確にできるようになっとる感じに見えたのう。

プロスポーツのどんなもんでも当然やと思うけど、その道のプロとしてやっとる以上ちゃ、そんじゃそこらの普通の人々とは、明らかな違いを見せていくべきながいちゃね。サッカー界でよく内容を求めてよぉ、「美しく勝つ」とか「超攻撃的サッカー」とか「パスサッカー」とか求めるのちゃ、入場料を払ってお客さんに見てもらうためには、どこかしらで考えんなん部分であってよぉ、その手段の一つと言えるちゃね。地域密着を謳うJリーグやけど、そんじゃそこらのお兄さんがやっとるようなもんやと、お客さんには響かんし、サッカーを売り物としとる以上ちゃ、運動好きのお兄ちゃんに、少し毛が生えたレベルで満足するわけにはいかんがいちゃ。

いわきFCの場合ちゃ、そこら辺を攻撃的サッカーやったり、フィジカル革命を謳っとるけど、サッカーに対して、物凄く真摯な姿勢を感じられるがいちゃ。これまでのクラブやと「○○県にJリーグを」というくらいの意識でしかクラブ運営してきとらんかったけど、いわきFCの場合ちゃ、そのレベルのスケールを超越しとってよぉ、「日本のサッカーを変える」という、非常に野心的な印象を感じるがいちゃ。

「いわきFCの選手ちゃ、こんなに格好いい肉体しとるがです。その肉体を作っとるのは、このDNSのサプリメントながいちゃ。是非購入してみんけ?」

ある意味よぉ、サプリメントのプロモーションに、いわきFCがツールになっとる感じやちゃね。

オラ個人としちゃ、サッカーとビジネスをリンクさせるのちゃ、日本のスポーツ界にとっちゃ、大きな課題になっとるかと思うがいど、いわきFCの場合ちゃ、アンダーアーマーやDNSといった企業にとっての、広告媒体になってきとるちゃね。

2億円の運営資金やけど、選手は半日練習で、半日は物流センターで仕事しとられるみたいやし、有名な選手を獲得するわけやないし、選手人件費もさほど多くはないと思うちゃ。おそらく結果を出すための2億円というもんでもないし、目先の勝利よりも、もっとスケールの大きいことを考えられとるんかと感じたじゃ。

「スポーツクラブのビジネス利用」というのちゃ、賛否はいろいろあるかと思うがいど、これからも不定期的にでもチェックしていきたいクラブやと思うちゃ。
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